長く愛着をもって暮らせる家を建てたい。そう考えていたYさんが、偶然通りかかった山倉建設のモデルハウス「和趣の家」にインスピレーションを感じたのは必然だったのかもしれません。たくさんの展示場をめぐり、研究を重ねていた奥さまは家づくりにも積極的に参加。営業の方や設計士さんと一緒にイメージを具現化していったのだとか。「こだわりが強いほうなので、いろんな要望を出しましたが、都度私の声に耳を傾け、知恵を絞って最適な提案をしてくださったことが印象的。スタッフ皆さんのおかげで期待以上の住まいが完成しました」と奥さまも太鼓判を押します。
Y邸は設計力と技術が凝縮した住まい。町の風景になじむ和風建築でありながらモダンな雰囲気を兼ね備えています。玄関を入ると白木のヒノキや格子戸などまるで旅館のような趣き。良質な杉の正目を張った天井など随所にこだわりを感じながら和室へ進むと、格式のある空間には桜が活けられています。
設計力や提案力はもちろん、これらの細かい手仕事を貫いた職人さんの腕にも感心しきり。家具もいいものを長く愛用しているように、Y邸はこれからも長く快適に住み継がれていくことでしょう。
外壁は自然素材のそとん壁。格子の向こうはゴミ置き場。目隠し効果とデザイン性を兼ね備えたデザイン。
リビングは屋根勾配を付けて落ち着いた雰囲気に。上質な家具やきめ細かい絵柄のペルシャ絨毯が彩りを添えて。造作の建具も空間にマッチ(左)
腰壁と塗り壁の境目はさりげなく手すりに。(右)
家の第一印象となる玄関。格子の建具や白木のヒノキがおもてなしの心を感じさせる。
寝室の奥の空間にカウンターを取り付けて書斎として。(左)採光に配慮して空間を設計。(右)
ケヤキの一枚板のカウンター、網代の収納扉も高級感たっぷり。(左)
洗濯物は洗う・干すの動線をスマートかつフラットにしているので作業もスムーズ(右)
花嫁道具の桐のタンスは和室へ。欄間は前の家で使っていたもの。