お子さんの独立を機にマンションから一戸建てへ。「私たちにとっての快適さだけを考え、自然を感じられる広いリビングを希望しました」。風合いと機能を併せ持つそとん壁に包まれた平屋は、芝生を望む約30帖のＬＤＫが中心。素足が気持ちいい無垢床に表情豊かな漆喰の壁、見せ梁が交差する勾配天井には、山倉建設の見学会でひと目惚れしたというレッドシダーが存在感を放ちます。そんな上質空間をより引き立てるのが、和室の格子壁やフロートテレビボードといった同社ならではの手仕事。奥さまこだわりのクールなキッチン、ふたりで選んだシックなソファとともに、大人の和モダンを演出しています。
寝室や洗面所など、プライベートエリアはキッチンを隔てた奥にゾーニング。幅のある回遊動線を収納にも利用するなど、広いＬＤＫを確保するための技も効いています。「子どもがいた頃から、みんながリビングに集まってくるのが日常。ふたりになった今もここでくつろぐ時間が一番好き」と声をそろえるご夫婦ですが、タープテントの下でモーニングしたり家庭菜園を始めたりと、庭での楽しみ方も広がっているようです。